新年が明けて1週間が過ぎました。
仕事はじめ早々、どっと疲れがでた1週間となりました……
年始の人事による配置換えで、私のいるお店に新しく社員が異動してきました。
中には入社したばかりでほとんどの仕事がわからない人も。
日々追われる業務の中で、新人社員に仕事を教えなければならないというのは……
万年後輩気質な私にとっては、先輩として振る舞うことが、たいへんでした……
今の会社に入社して4年ですが、人に仕事を教える立場になるにあたって、思っていたことと、今思うことについて書きたいと思います。
目次
自分がやられて嫌なことはやりたくないて思うよね
自分がこれまで勤めてきた会社で新人としていたときに……
先輩社員からされて嫌だったことは、自分も相手にしたくないって思いますよね。
たとえば、よくありそうなのが
「それ、この間も言ったよね?」「この説明するの、もう二度目だよ?」
という発言。
この言葉を嫌う新人はきっと多いと思います。
一回説明されただけじゃ、やってみるまでわからないよ〜って、思いますよね。
そして、そのときは「自分が教える立場になったら絶対にそんなことは言わない」って思います。
ところが……
いざ、自分が教える立場になって、自分が嫌ってきた言葉が何度喉からこぼれそうになることか。
言いたくなるけどグッと堪えて言わない、その我慢に対してすごく気力を使ってしまいます。
できないことよりもできたことを評価したいよね
「できない事実を指摘して、マイナス部分を数えてもゼロにもならない」
ということは、このブログでも何度も言ってきました。
それができないことは、自分がいちばんよくわかっているから、他人が指摘することではない。
それよりもできたこと、やれることを数えて評価したいと思ってきました。
でも……
教える立場になって相手を見てみると、できていないことを教えてあげなきゃと思うことも。
あれ、できてないこと、気づいてないんじゃ、と思う瞬間が多々あることに気がつきます。
マイナス部分を指摘したくなる衝動に、これまた気力を使います。
相手の立場になってわかりやすく教えたいよね
「誰にでもわかる言葉で、誰にも書けない文章を書きたい」
という、作家の山崎ナオコーラさんの言葉が好きな私。
お薬の接客では、専門用語を使わず、相手の目線に立ってわかりやすい言葉づかいで商品などの提案を心がけています。
そして、それは新人社員に仕事を教える場合でも、同じことだと思っています。
でも、いざ自分が仕事を教えてみると……
「○○って、どういう意味ですか」
と言われることが何度も、何度も……
えっ、わかんないの? と、頭を抱えそうになります。
だって○○は、○○だから、○○なんだもの〜!
現実には思いどおりにいかないことが多く……
そんなこんなで、なかなか自分が思い描いていたように仕事を教えることができず……
新年明けて1週間で力尽きそうになってしまいました。
自分が新人の頃も、まわりに相当イラつかれていたんだろうな、と思いました。
今だったら、あの頃のみんなの気持ちがわかります。
仕事を楽しいと思ってもらえるようにしたい
私が立派な社員に育てあげてやろう! なんて、たいそうなことはまったく思いません。
ただ、この仕事を「楽しい」と思えるように、仕事を覚えてもらいたいなとは思います。
仕事が「楽しい」というのは、けっしてまわりからチヤホヤされたり、遊びの延長で得られるものではないと思います。
私がいま、毎日楽しく職場に通えているのは、厳しくもしっかりと仕事を教えてくれた人がいたからだと、今になっては感じます。
ドラッグストアの仕事の奥深さを、たくさんたくさん知ってもらいたいですね。
それでは、きょうも元気にいってらっしゃい〜!