仕事観

贈り物に市販薬?! 正直店員はモヤッとしながら対応しています

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「こちらの包装をお願いします」
と、レジバイトさんに言われ、差し出されたのはなんと、解熱鎮痛薬。

思わず「えっ、いやいや……」という表情をしたのが伝わったのか……
「なに、おかしいの」と怪訝な雰囲気になるお客様。

もう会計後のことで、なぜか「他人のプレゼントの内容をとやかく言うのもなあ」という心理がはたらき、その時は言うとおりに対応してしまいました。
でも、そのあともず〜っとモヤモヤ……

けど、こうして市販薬を他の誰かに贈り物で選ばれるお客様、実は二度や三度じゃなくけっこういるんです。

そんなお客様に出会うたびに、モヤモヤするのは自分だけなのかな、と少し気になっていました。

9割の販売者が「市販薬のプレゼントはなし」という考えあり

先日、Twitterにこんなアンケート投稿をしてみました。

お薬を販売するみなさんに伺いたいのですが、市販薬をプレゼント、贈り物に選ぶお客様をどう考えますか。誕生日にとか、最近は母の日の贈り物にと言って、市販薬を買われるお客様がけっこういます。その度に、私としてはもやっとした気持ちを感じるのですが、皆さんはどう考え対応しますか。

Twitter @t_k_d_a_y

これを問いかけた上で、4つの選択肢

  • ありだと思う。
  • なしだと思う。
  • なし寄りのあり。
  • その他

を設けました。

ちなみに4つ目の選択肢を「あり寄りのなし」にしなかったのは……
日本語的に変に感じた、というか「それって、なし、なんじゃないの」と思ったから……

逆に「基本的になしだけど、あり」は「どんなシチュエーションで『アリ』になるのか」が知りたいと思いました。

その結果、集まった票は60票。

あり(8.3%)、なし(56.7%)なし寄りのあり(33.3%)、その他(1.7%)

半数以上が「なし」9割の販売者が「市販薬の贈り物」になんらかの違和感を感じていることが見てとれます。

「基本的にプレゼントNGだけど」事例によるからけっこうグレー

あくまで私のアンケート上の結果ですが、半数以上の販売者にとって「市販薬のプレゼントはなし!」という印象。

ただ、実際に接客をしていると、どうしてもいろんなシチュエーション、パターンが出てくるわけで……
「こういう場合はどうなんだろう」と思いながら対応している人も、中にはいるのではないでしょうか。

家族に代わって買いに来る例もあるから

例えば、具合の悪い本人に代わって、家族の誰かがお店にやってきて「いつものかぜ薬」を買って帰る。
こんなシチュエーションはしょっちゅうありますよね。

「頭が痛いから薬を買ってきてって言われたけど、いつもどれを飲んでいるのかがわからない」
「せきと鼻水が出るって言っていたけど、本人に会っていないから本当に辛い症状はわからない」

こんなことを相談されるケースも多いのではないでしょうか。

購入された市販薬が、本人以外の手に渡ることは往々にして考えられるのです。
でも、こういう事例のときこそ、私たちは慎重にヒアリングして、対応、提案しています。

「栄養ドリンク」がボーダーラインか

今回のアンケートのリプライで見られたのは「栄養ドリンクまでなら……」という声。

たしかに、栄養ドリンクはがんばる人への労いに、プレゼントされることもあるかもしれません。
実際、ドリンクケースに熨斗を貼るのを依頼されることもよくあることです。

なんとなく気軽に配られがちな栄養ドリンクですが、こちらも誰でも飲めるわけではない場合もあります。
大人同士のやりとりだと信じて販売していますが、小児には飲ませられない商品が多いのを知らないで購入されるお客様もいらっしゃいます。

指定医薬部外品などのドリンクもありますが、あくまで体に影響を与えやすいもので、ジュースなどとはちがうという意識は欲しいところです。

私の思い「基本的に市販薬は使用する本人が買いに来るもの」

これを踏まえて、私が改めて感じたのは「やっぱり市販薬は使う本人が直接買いに来るものだな」ということ。

先日は母の日の贈り物に、お母さんに婦人用薬をプレゼントしたいというお客様を対応。

「いつもはこちらを飲んでいるんですけど、同じシリーズのちがう商品の方がいいかなと思って。あげてもいいと思いますか」

結論から言って、このお客様にはお薬のプレゼントをおすすめしませんでした。
実際に飲んでいる本人の様子もまったくわからなかったですし、お薬を変えなければならない理由も見当たらなかったためです。

栄養ドリンクにも通じることですが……
お薬に詳しくない人たちからしてみれば、きっと市販薬はサプリメントや健康食品の延長のような感覚があるかもしれません。

でもそうではありません。
医薬品はなにかしら使用した人のからだに影響を与える可能性があります。
それはいい影響かもしれないし、もしかしたら悪い影響が出ることもあるかもしれない。

もし、今後誰かへのプレゼントに市販薬を選ぶお客様から相談があっても、これまで通り、慎重な対応をしていきたいと考えます。

それでは今日も元気にいってらっしゃい〜!

-仕事観

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