ぜんぜん仕事とは関係ないことで調べ物をしていたとき……
ある質問サイトに投稿されたお悩みが目にとまりました。
その内容を見て「これは……」と思ったので、自戒をこめて記録します。
自分は他人から見てこんなふうに写っていないだろうか。
「原稿用紙換算で」とある若者のお悩みを発見
おそらく小説家を夢見て、はじめて小説の賞かなにかに応募しようとしている若い人の質問でした。
どうやらまったくの初心者のようで、賞の応募規約にあったこんな条件の意味が理解できていないようでした。
「400字詰原稿用紙換算で30枚から80枚を、A4紙1枚につき40字×30行、縦書きで印字」
すこし数字を変えていますが、こういった内容です。
これ、小説など文章の作品を送るものでよくある表記なんですが……
要は
- 原稿はワープロやパソコンなどで印刷したもので手書きではないもの
- 書式設定は1ページに1行40文字の行を30行、120文字分入るように縦書き表記
- それが400字詰原稿用紙にすると30枚から80枚分(12000字から32000字)
で書いてね、という意味なんです。
この条件で決められた文字量を見て「だいたいこのくらいの規模の話が書けそうだな」と目処を立てて構成を考えます。
でも、慣れない人にはなかなか想像ができにくいかもしれません。
若者のお悩みに対する諸先輩がたの回答が……
そんな悩める若者に向けて、同じくその世界を目指しているであろう諸先輩がたの回答を読んでみました。
すると、目立ったのが
「なにがわからないのかよくわからないんだけど……」
「詳しく説明しようがないんだけど……」
という「そんなこともわからないのか」と言いたげな言葉づかい。
正直、質問した人はがっかりしただろうな、と思いました。
仕事においてもこういう人っているんですよね
プロになれるかなれないかを競う世界の話ですから、ライバルは一人でも少ないほうがいいし……
きっとこうして他人のモチベーションを下げて足を引っ張り合うことだってするのでしょう。
でも、こういう人ってわれわれのような仕事の中でも存在するんですよね。
新人や後輩、はたまたアルバイトさんなどに対して、高圧的な態度をとって……
「なんでそんなこともできないんだ」
「そんなことも知らないのか」
と、できないこと・やれないことばかりを指摘する先輩や社員。
でも、仕事で相手のモチベーションを下げても、いいことって一個もないんですよね。
相手からやる気を奪うから余計に仕事のパフォーマンスが悪くなるし、その負荷がかかってくるのはけっきょく自分だったりします。
「自分は大丈夫だろうか」という戒めとして
実際に仕事の覚えが遅い人、理解力に乏しい人は現場にいることもあります。
そういう人を見ると「自分が新人の頃はこんなにできなくはなかった」と思うこともあるかもしれませんが……
いやいや、自分だって相当ポンコツだったぜ、と、よ〜く振り返ると思える節がいっぱいあります。
だから、自分の後輩が困っていたら、なにが悩みなのか、どこで引っかかっているのか……
寄り添って考えられる、心の余裕をいつも持っていたいものだなと思いました。
そんな感じで、今日はここまでにします。
過去にこんな記事も書いています。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜!