中学生の女性のお客様が、保護者の方と一緒に来店。
日焼けがひどくひりひりとして痛がっている、何か薬が欲しい、とのこと。
女の子を見ると肌は赤くかなりの日焼けの状態。
日焼けは火傷と同じということを説明、効能に軽度のやけどとある傷薬と、化膿止めをご案内し、傷薬の方を選択されました。
やけどはまず冷やすことが大切だと伝え、以前にきびの炎症が辛いというお客様にもご案内した化粧水も紹介。
殺菌しながら炎症も抑えられること、冷蔵庫で冷やすと冷たくて気持ちよく感じおすすめだと説明。
購入されるとのことなので、痛みがひどい間は薬を使用し、化粧水は日頃のケアにご利用ください、なかなか良くならない場合には必ず病院へ、と添えました。
やけどの段階は3段階あります。
軽度のやけどというのはその一段目で(1度熱傷というらしい)表皮が損傷したり、皮膚の表面が赤くなったりする症状の段階です。
日焼けもこの1度熱傷にあたり、やけどに関する市販薬の対応範囲はこの段階までになります。
あとは病院へ行ってください、となります。
以前薬局時代に、お惣菜調理のお仕事中に、油で腕を火傷したというお客様がいらっしゃいました。
しかし、火傷を被ったのはすでに3日も前のこと。
水道水で冷やしはしたものの、薬を塗らず放置していたら水ぶくれができたので潰してしまったと言います。
傷は500円玉くらいの大きさで、すでに化膿してしまっている状態に見えました。
「軽度」のやけどとは言えないのでは、と思い、この方の場合真っ先に受診を勧めましたが、病院へすぐに行ける状態ではないと言います。
化膿止めを幹部に塗ってガーゼで固定することを提案しましたが、結局購入されずお帰りになられた記憶です。
やけどあとを作らないためには……
- まずは患部を一日中冷やす
- 雑菌がつかないようにする
- 水ぶくれができても潰さない
のが大切になってくると思います。
お客様はやけどあとが出来てしまったのではと、今思っても心配です。
再三言いますが、やけどを被ったら、まずは冷やします。
流水で、最低30分はさらして欲しいなと思います。
あとはお薬を使用しながら、滅菌ガーゼや防水フィルムで傷をガードしつつ、水ぶくれができても自分で潰さないことです。
新陳代謝を高めて、肌の再生を促すことも効果的だと思います。
シンデレラタイムに眠る、ビタミンCを摂る、保湿する……など、お肌にやさしい生活を心がければ、また違ってくるのではないでしょうか。
まだまだ日差しの強い日が続くと思います。
私は夏だけでなく一年中使用していますが、こまめに日焼け止めを塗り直すなど、日頃の肌ケアには気を遣っていただき、皆さんも楽しい夏を過ごされますように。