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ヘルスケア 接客

熱中症になった! そのあとのケアは?

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経口補水液をかごにいれた30代くらいの女性から声をかけられました。

「妹が熱中症で倒れて、病院で点滴をしてもらって帰ってきたのですが……」
「ええ、大変でしたね」
「家で様子を見ることになって、とりあえず経口補水液を飲ませようと思うのですが、それ以外に何か用意したほうがいいものはありますか」

熱中症患者の自宅でのケア、思いつく限りで答えてみました。

症状の経過を聞いてみた

数日前に、汗が出なくなり、体温がものすごく高くなったというお客様の妹さん。

意識ももうろうとしていて、すぐに病院へ連れて行ったところ、熱中症と診断。
その後点滴を打ち、わりとすぐに家に戻ることはできたものの……

「今も高熱は続いていて、だいたい38度くらいです。意識はあるけどずっとだるそうで」
「そうなんですね……ほかにもつらそうな症状は出ていませんか」
「熱中症と関係しているかわかりませんが、少し下痢を起こしているみたいです。水分をたくさん摂っているからなのか……」

食欲はあまりなく、だるいけれど、少し動けることもある、という状態。
なかなかつらそうな状況ですが、こんなとき、他にどうすればいいのでしょう。

熱中症後のケア3つの提案

熱中症後のケアとすると思いつくのは3つです。

熱中症になったらやること

  • とにかく体を冷やす
  • 涼しい場所で過ごす
  • 水分塩分補給をする

「とにかく一番つらい体温の上昇をおさめないことには始まらないので……」
と、順番に説明しました。

とにかく体をひやす

「特別用意するものといえば、氷のうが便利でしょうか。袋に氷を入れたものを用意します」

  • 身に着けているものをなるべく脱いだりゆるめたりする
  • 氷をわき・首・太ももの付け根などにあてる
  • 冷たい風や水を体にあてる

などして、何がなんでも体を冷やすことに注力することが一番だと伝えました。

涼しい場所ですごす

「室内にいられるのなら、とにかくエアコンをきかせた部屋で安静に過ごすことです」

だるいところを無理に運動しようとしなくていいと伝えました。
熱中症の症状が出ている最中ですし、治ってもしばらくは熱中症になりやすい体質になっています。

水分塩分補給をする

「おなかを下していたり吐きっぽいときは、無理に食事をする必要はないですが、水分は必ず摂り続けてください」

お客様のおっしゃるように、経口補水液が適した飲み物です。
パッケージに表示される「目安量」に合わせて、少しずつ摂取するといいです。

脱水がおさまってきて、経口補水液がおいしく感じなくなってきたら、スポーツドリンクなどに切り替えて、日ごろから熱中症を予防すると効果的でしょう。

水分と塩分を補給するのが大切です。

経口補水液の飲み方

「もうひとつ教えてほしいんですけど、この経口補水液って、冷やして飲んでもいいんでしょうか」

経口補水液を摂取しやすくするために工夫をすることはあると思います。
その中にも、やっていいことと悪いことが存在します。

温めたり冷やしたりしてもいい

「冷やしたりしてもいいですよ。あたためも大丈夫です」

開栓後は冷蔵庫で保存しながら1日くらいで飲み終わってほしいので、冷やしてもらうのは大丈夫です。
ただし、容器ごと冷凍庫に入れて凍らすのは避けるべきです。

また、ぐつぐつに沸騰させたりしなければ温めて飲むことも可能です。
電子レンジで20秒ほどで、ちょうど人肌くらいの温度になります。

容器から出せば凍らせてもいい

「容器ごと凍らせない」という表記をしましたが……
経口補水液を製氷皿に入れて、氷にしてなめて摂取することはできます。

でも、凍らせると氷の中で濃度差は出てしまうので、なるべく一口サイズの小さな氷になるように作る必要があります。

これは、経口補水液に抵抗を感じる小さなお子さまにとる対策としてもいいですね。

薄めて飲むのはだめ

水分やミネラルがすばやく吸収できるように絶妙なバランスで構成されている飲料です。
薄めて飲んでしまうと、その絶妙なバランスを壊してしまうことになります。

吸収速度にも影響が出るので、経口補水液は絶対にほかの液体と混ぜないように飲みましょう。

くどいくらい熱中症予防は呼びかけている

それでも症状が快復しないようなら、もう一度病院に相談してみてください、とお伝えする私。
色々教えてくださりありがとう、とお客様。
経口補水液を購入し、帰られました。

このブログでもさんざん「熱中症」や「経口補水液」にちなんだ記事は書いていますが……

実際連日の猛暑に恐怖すら覚えます。
いつか暑さで死んでしまうときがくるのではないかと……

ひとりでも多くの人が熱中症にかからないように、呼びかけていくしかないですね。
私も灼熱の自室でくたばっているわけにはいきません。

日々熱中症予防を心がけて、対策していきたいです。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい~。

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