自分の担当の売場をメンテしていたときのこと。
退勤した早番のゆりちゃんが買い物をしながら私に寄ってきて言いました。
「いつも思ってたんですけど、あいさんの前出しって、めっちゃきれいですよね~!」
えっ、そ、そうかな。
なんでも早番で出勤したときに、食品売り場がすごくきれいだな~と思う日は、前日の遅番が決まって私なのだと言います。
「ほんとに? ありがと~」
日々せっせとこだわりをもって前出ししていてよかったです。
実は、以前の記事には書きませんでしたが、売場のメンテナンスをするにあたって、私が意識していることはもうひとつあるのです。
飲料売場を制する者は前出しを制する
私が異動を繰り返し、3店舗目に就いたときの店長の教えでもあるのですが……
飲料売場がきれいだと、お店が全体的にきれいに見える
ということ。
定番はもちろん、アイランド展開している売場も、時間をかけて徹底的にメンテナンスかけます。
商品は最前で揃え、ラベルを正面に合わせ、アイランドも隙間を作らない。
ゆりちゃんに話しかけられた時の売場も、実は飲料売場でした。
なぜ飲料売場がきれいだときれいに感じるのか
私なりの解釈ですが、
- 年間を通して動きのある部類の商品
- 一か所に同じ商品をたくさん並べられる
- ひとつひとつの商品の大きさがそこそこある
からこそ、ぴしっと整列したときに「きれいに見えやすい」商品なのかな~と思っています。
商品が売れるからといって、ぼこぼこの棚のままではかっこ悪いですものね。
一番動きのわかる棚がいつもきれいって、すごく売場に目を向けられているように感じます。
パズルのピースを埋めていくようなたのしさを
売場の見た目の美しさを追求するのは「きれいだときもちがいいから!」というのももちろんですが……
- 商品の動きをさらに良くし循環させるため
- 何の商品がどこにあるのかわかりやすく示すため
あたりが本当の理由ですよね。
とくに「わかりやすさ」に関しては、お客様だけでなく、従業員に対してもそうであるべき。
売場に並ぶ商品はもちろん、在庫置場に関しても、なにが、どこにあるのかをすぐに把握できる状態であること。
ちょっとした工夫やひと手間で、いざというときの動作に無駄がなくなります。
ツラを合わせたり、似たもので集めてみたり、大きさを揃えたり……
パズルのピースのように「ぴたっ」と合う瞬間が売場に起こると、きもちいい~ですよ!
こだわりをもって、売場づくりができるといいですね。
それでは、今日も素敵な一日になりますように~。