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仕事観

それって悪いこと? 会社学校を辞める理由休む理由

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9月になりました。
1年もあっという間に終わりそうですね。

私が小学生の頃は、途中まで9月1日に始業式が行われていたので……
9月になると新学期だなあって印象がまだあります。
でも昼間に子どもたちがお店にいないのを見ると、最近はもっと前から学校が始まっているのですね。

先日、遅番出勤だったため、テレビを見ながらのんびりと支度をしていました。
テレビの話題は学校に行きたくない子どもたちについて。

一学期に喧嘩してしまった友だちと会うのが気まずくて、一日だけ学校を休みたいと申し出た子どもが、その後、今日も今日もと休み続け、このまま不登校になってしまうのでは、という親の悩み。
それについて、一日でも休ませたら終わり、学校を休むのは甘え、休ませるべきではない……などのコメントが続きました。

え~? 世間は学校を休むことに対して厳しいんだなあ、と驚きました。

私の母は、学校に行きたくなければ行かなければいいと、私が小学生の頃からはっきり言っていました。
妹にも同じように話していたし、二人とも社会人になった今話をしても、母のその考えに変わりはありません。

でも私たち姉妹は学校に行かなかったかといえば、決してそんなことはありません。
私の記憶を辿っても、決して学校が特別楽しかった思い出はありませんが、休むことはなかったですし、妹は皆勤賞もとりました。

私は煙草を一切吸わないのですが……
大学時代、一人暮らしの自分の部屋にライターと適当な煙草を一箱置いておいたことがあるのです。

嫌なことがあったらこの煙草を吸って忘れようと思ってましたが、結局その煙草は吸われることがありませんでした。
その心理に似ているのではないかと、ふと思いました。

私らは「休もうと思えばいつでも休むことができるんだ」という安心感に抱かれていたから、多少嫌でも毎日ふつうに学校に通えたのかもしれないと。

では、社会に出てからはどうでしょう。

「仕事が嫌だから突然何日も休む」ような感覚はやっぱり生まれてきません。
毎日仕事に行くことの方が当たり前の感覚として存在します。

ただ、どうしてもそこにはいられないという状態になったときがありました。
その時に私が選んだのは「休む」ではなく「辞める」という選択肢でした。

判断基準としては、

  • 自分が今感じている違和感が、自分の努力だけで払拭できる内容ではない
  • ここから数年、同じ場所で働き続けた時に楽しく仕事をしている自分が想像できない

というイメージです。

仕事を続けなければいけないと思う理由は沢山ありましたが……
そのどれもがこのたったふたつの辞める理由に勝てるものではないと思いました。
何より現実的に体調を崩している原因が仕事なのは一目瞭然でした。

私は仕事を辞めました。

子どもの頃から夢だった放送業界を離れ、夢を捨てるのはある種の挫折だったかもしれません。
でもその判断ができたから、今こうして医薬品や接客などの新しい世界を知り、毎日楽しく仕事をすることができるのです。
会社は辞めてよかったとしか思いません。

「死ぬくらいなら会社辞めればができない理由」
汐街コナ 著ゆうきゆう 監修・執筆協力

私が会社を辞めてしばらくして出版され、世間でも話題になった本です。

この本を読んだ時、その当時の記憶がまざまざとよみがえり、とても嫌な気持ちになりました。

でも、その時の自分の判断が正しかったと自信が持てますし……
今会社に行きたくない、学校に行きたくないで悩んでいる方は、この本に書いてあるように、世界は広い、ということを知ってほしいです。
一度は読むべき本のひとつだと思うので紹介させていただきました。

かなり話は戻りますが、友だちと喧嘩してしまった小学生は、果たして本当に喧嘩が原因で学校に行きたくないのでしょうか。
その方が私は心配になりました。

ちゃんと話を聞いてあげた方がいいなあという風に思って、その日は仕事に行きました。
いずれにしても、その学校、その会社に行かないことは決して未来を閉ざすことではないと私は思います。

自分自身を大切に、日々を過ごしていけますように。
今日も元気にいってらっしゃい。

-仕事観

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