お店の商品をPOPで紹介している人は日本中のあちらこちらにいらっしゃると思います。
今はインターネットも普及しているので、商品情報の入手も手軽になりました。
また、私のように書いたPOPをブログやInstagramで紹介したりする人も多いです。
でも……
- 同じ商品でも他にどんな切り口でPOPが書けるのかな
- みんなは一枚のPOPを仕上げるのにどのくらいの時間かけるのかな
- ネットで見たあのPOP、どんな画材を使ってどうやって書いているのかな
などなど、ふだん一人でPOPを書いているとわからない〜ことって、ありますよね。

そこで、今回は「コトPOP」で知られる、山口茂先生が開く「POPの学校」の勉強会に参加してみました!
オンラインで開催されているこの勉強会、驚きと発見でいっぱい〜です!
今日はこの「POPの学校オンライン校」について書きたいと思います〜。
目次
「POPの学校オンライン校」とは
「POPの学校」は、山口茂デザイン事務所が運営する「POPってすごい役立つんだぞ!」ということを伝え続けている場所。
主に企業や個人に向けて研修や勉強会を開いています。
これまでは個人で勉強会に参加するには、銀座校へ足を運ばなければなりませんでしたが……
感染症流行に伴い、勉強会の開催が困難に。
そこで立ち上がったのがこの「オンライン校」です。
Zoomミーティングを使った少人数制の勉強会になります。
事前に課題商品が送られ、勉強会当日に参加者が一斉に思いつく限りのPOPを書くスタイルです。
私がこのオンライン校を知ったのは、POPや販促について発信しているまっちゃんさん(@nijiirohansoku)のブログ「ニジイロ販促」の記事を読んだから!
私にも受けられるかな〜と思って、まっちゃんさんに尋ねたところ「他の人の切り口や伝え方が参考になった」とおすすめされました。
よ〜し、私も受けてみるぞ〜! と早速スケジュールを確認するために「POPの学校」のホームページを見ました。
「POPの学校オンライン校」申込から当日まで
「POPの学校オンライン校」は、いまのところ月2回ペースで開催されているようす。
申込順で席が埋まっていきます。
申込は、ホームページの申し込みフォームがあるので、そこから日にちを書いて送信すると案内メールが届きます。
席が空いていて参加できる場合は、参加費(5000円・税込)の振り込み案内メールが来ます。
期日が設けられているので、その日までに指定の口座に振り込むカタチです。
振込期日までに支払うと、今度は「課題商品の発送」通知メールが届きます。
するとおうちに……

こんな感じで商品が届くのです!
勉強会当日は、この商品たちのPOPを書きます。
何が届くのかは、届いてみてはじめてわかります。
ちなみにPOPを書く用紙はこのとき送られてきますが、ペン類は自分の好きなものを用意して書きました。
「POPの学校オンライン校」当日の様子
私が参加した日は、私のほかに山口先生とスタッフのナガイユミさん、ともうひと方の4人でつながりました。
山口先生から「POPとは」なんぞやというお話をいただき、自己紹介をしたあと、さっそくPOP作成がはじまります。
当日の私のデスク環境

ちなみに当日私はこの空間でひたすらみなさんと繋がっていました。
ノートPCはZoomミーティングで使用。
その手前にいざというときの検索用にiPadを準備。
PCなどの機器用デスクとは別に、POP作成用デスクも用意。
用意したペンは、プロッキー、くるりら、ポスカ、コピック、アートライン……
でも、正直そんなにいろんなペンは必要ありません。
その理由は、あとですぐにわかると思います……
勉強会の主なスケジュール
勉強会は午前10時から開始です。
10分前には入室して、山口先生とご挨拶しました。
勉強会スケジュール
10:00 入室、自己紹介
10:30 POP作成 ①
11:00 休憩(10分間)
11:10 POP作成 ②
12:00 昼休憩(60分間)
13:00 POP作成 ③④
14:00 休憩(10分間)
14:10 ティータイム
14:30 POP作成 ⑤⑥⑦
15:30 今日の感想・質問、記念撮影
16:00 おしまい
おおよそこんな流れだったように思います。
POP作成タイムは、ひとつのお題(商品)に対して……
ひらめく→書く→手をあげる→発表する→また考える
の、くり返しで、とにかくひたすら思いつく限りにPOPを書く、書く、書く!
スピードとリサーチ力重要
この時間、POPは私ともうひと方、そしてナガイユミさんで書くのですが……
私はナガイさんに2回度肝を抜かれることになりました。
その1、スピードが半端ない。
その2、リサーチ力半端ない。
まず最初の一枚の仕上がりが圧倒的に早くて、えっ、となります。
この日、私は14枚のPOPを書いたのに対し、ナガイさんは34枚……!
しかも「今日は少ない方だよね」ということ。
そしてPOPに落とし込む情報として、Instagramや画像検索を駆使していました。
それによってPOPの見せ方の角度が圧倒的に多角的で「そんなことも書けるのか〜!」とめちゃくちゃ勉強。
山口先生から「15分に1枚ペース」で書けていたいところというお話もいただいたので……
もっと視野を広げつつ、見てくればかりにこだわってはいられんな〜と思うのでありました。
褒め上手すぎる山口茂先生
もうひとつ、私がびびったのは……
どんなPOPを書いても、山口先生はぜったいに褒めてくれるということ!
ぜったいに、です!
よくブレインストーミングとか、相手の意見を否定しない会議とかもありますが……
山口先生は、必ず私が意図した部分を汲み取ってくれて、さらにもっと良くなるようなアドバイスもくださいます。
やっぱり商品のいいところを引き出して書くのがPOPだから、人のいいところをみつけるのも得意になるんでしょうかね!
私もそういうふうになってみたいものだといたく感じました。
実際に書いたPOPたちを披露
「POPのネタはかぶってはいけない」とは実際に言われてはいないものの……
なんとなく、自分や他の人が一度出した方向と同じPOPは発表したくないな、というきもちになります。
他の人に出される前に、一枚でも多く、はやく発表しよう〜!
と思った私がとった策は……
「とにかく、見た目のクオリティは求めない!」というものでした。
くるりら

実際に私も以前から愛用している商品が一発目の課題商品!
サービス問題だ、と思ってましたが、他の方々の切り口も「なるほど〜!」という思いもよらないものもあり……
まだまだ、自分の引き出しは狭いなと感じました。
ペインタブルスタンプ

単純だけどなかなかいい切り口でかけたのではないかと自分で思っています。
ナガイさんはここで、Instagramを活用。
手帳マニアの声を落とし込んだPOPを書いていて、さすがだな〜と感銘。
モーションウォーターメロンジュース

正直、私はおいしく飲めなかった商品で……
(カブトムシのきもちになれる味がします)
こういう商品をいかに買わせることができるPOPを作れるかの勉強になりました。
一番、他の人のPOPの切り口が気になっていた商品です。
塩レモンおかき

唯一、3枚のPOPを書くことができた商品です。
「もっと大きい袋がほし〜い!」をキャッチコピーにしたほうがいいというアドバイスと……
説明文が4行以上になったら罫線を入れるといいよというアドバイスをいただきました。
カレル紅茶

正直、一番書くのが難しかった商品でした。
1枚は発表すらしていないPOPです……
私はルイボスティーだったので、熱中症予防の水分補給について書きましたが
「ノンカフェインでミネラル豊富」は裏を取れれば書けるねとのことです。
お絵かき金魚

紙ふうせんのおもちゃです。
一匹絵を描いたら褒められたので、調子に乗って2枚目は二匹描きました。
この日書いた中で一番気に入っているPOPです。
うどんスープ

当日、抜き打ちで出された商品課題。
きっつね〜♪ たっぬ〜き〜♪ のあの商品。
買い物に来ている人は、たいてい冷蔵庫のものを補充しに来ているだろうな……と思いながら書きました。
同じ商品のいいところをみんなで出し合って書く力をつける
ということで「POPの学校オンライン校」を受講すると……
- 自分以外の人がどんな視点でもって商品を見ているかがわかる
- 自分以外の人たちのPOPから引き出しを増やすヒントがもらえる
- 限られた時間でも商品の良さを見つけようと考える力が身につく
- 限られた時間の中でより多くのPOPを書き上げる力が身につく
などなど、いいことがいっぱい詰まっています〜!
1枚15分を目標に、これからも売れるPOPが書けるように精進していきたいと思います。
この日の出会いと経験に感謝します。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜!