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医薬品 接客

のどが〇〇! お客様のお話は最後まで聞くべし

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「すみません、ちょっと聞きたいんですが」
と、やってきたのは40代くらいの男性のお客様。

「熱とかはないんですけど、今朝からのどの調子が悪いというか、はれているような。つばを飲み込むとなんかこう……」
「痛みますか。他には何か目立った症状はありますか」
「うーん、のどの違和感くらいで、特に熱もないし、つばを飲むとせき込むかも」
「せき込む」
「なんか疲れもあるかもしれない。ちょっと無理したりもするから」
「なるほど」
「なにかいい薬ありますか」

のどの違和感が炎症による痛みだと思った私は……
最初にトラネキサム酸の入った炎症止めや、甘草湯などの飲み薬を提案。
加えてアズレンののどスプレーを紹介し、炎症を抑えながら、のどに感じる不快感を取り除く方法を考えていました。

でもお客様の様子を見ると、なんだかちょっと違う様子。

「のどっていうよりも、もっとなんか、こういうところなんだよね」
というお客様の示すところを見て、なんとなくわかりました。

「ああ、表面ていうより、もっと奥の方ですね。つかえたような感じがする、ということでしたか」
「うん、そうだね。そんな感じ」

炎症が原因ではなくのどに不快感を感じるのであればと、半夏厚朴湯を取り出し説明します。

「のどの異物感をとるのに有名な漢方薬です。しわがれ声や、せきなども効能にあります。もし、炎症が原因でないのであるとしたら、おそらくこちらの方が有効に働くかもしれません。ちなみに胃は健康な方ですか」
「と思います」
「神経性胃炎とか、ストレスなどで起きる胃の不調にも、この漢方は使われます。いわゆるメンタル的な部分がかかわる症状の緩和ですね。喉のつかえもそれになりますが、ご自身では(炎症と神経症と)どっちだと思われますか」
「うーん、そう言われるとなあ」

と、お客様、半夏厚朴湯を手に眺めます。

「先程お客様、疲れてらっしゃるというふうにもおっしゃられていたので、体力が落ちているから気持ち的にも落ち込んでいる部分もあるかもしれません」
「それはあるかもしれないですね……」
「他に風邪のような症状もないようですし、こちら、とりあえず3日分になります。飲んであまり症状が良くならないとか、むしろ痛みが増してきたという風になったら、服用をやめてまた相談にいらしてくださいますか」
「わかりました、とりあえずこれを飲んでみます」
「漢方薬なので食前の、おなかが空いているときにお飲みください。それから、体力が消耗しているようなので、栄養ドリンクなどもありますから、1日1本飲まれてみてもいいかもしれませんね」
「わかりました。試してみます。どうもありがとう」

そういうとお客様は、栄養ドリンクもひとつ選ばれ、レジへと向かわれました。

この時期「のどが……」と言われると、つい「風邪かな」と思いがちですが……
しっかりお客様のお話を聞いて、きちんとお薬を選んで差し上げるのが大切だと思いました。

今日もお客様に最善の提案ができますように。

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