昨年に引き続き、今年もマスク生活の秋冬がやってくるわけで……
きっとスキンケアのご相談が増えてくるのだろうと思います。
先日さっそく、70代くらいの高齢の女性から「唇が荒れる」というご相談がありました。
目次
症状などをくわしくお伺いしました
「ここのところ唇が荒れて困っていて、なんとかしたいんです」
というお客様、ここ最近はじまったことだと言います。
「そうですか、唇の荒れの状態についてくわしくお尋ねしたいのですが……」
- ひび割れているような状態
- 乾いてカサカサしている
- 発疹などはみられない
- 色は紫など変色はない
ほかに体調の変化もなく、とくに自身に日常で変わったことの心当たりはないようでした。
いよいよ乾燥なのかなとも感じます。
これまでの対策について聞いてみました
「ちなみに今日までに何か対策はとられましたか。リップクリームを塗ったり」
「リップクリームがなくて、それで何かいいものがないか見にきたの」
以前はとくにこだわりもなく、一番安いリップクリームを購入していたそうですが……
今回はまだ季節に入る前だったので買い置きがなかったようです。
「だからね、乾くとこう、唇をなめたりしてたの」
「ああ、唇はね、なめるとより乾燥がひどくなるのでよした方がいいですよ」
唇をなめると、その一瞬はいいかもですが……
角質をふやかしてしまって、乾くとボロボロになってより乾燥がすすむそうですね。
今後の対策を提案してみました
ということで、唇をなめる代わりに、正しい対策をとらなければなりません。
こんな提案をしてみました。
リップクリームを塗る
こまめに保湿することは、唇のケアにおいても基本になります。
とくにひび割れたりする前でも、日頃からリップクリームを塗り続けているだけで唇の状態は保たれます。
この機会に自分に合ったリップクリームを探して、塗りつづけるのがいいかもしれません。
「お客様のように、すでにひび割れて症状が悪化している場合には、医薬品のリップも選択肢になりますよ」
「医薬品の方が効果があるのかしら」
医薬品のリップクリームには炎症をおさえる成分や、皮膚の組織を修復する成分など、医薬品成分が配合されています。
症状がひどい場合はこうした成分にたよって「予防」よりも「治す」ほうに考えた方がいいかもしれません。
「しばらく様子を見て、治らないようなら皮膚科に相談した方がいいでしょう。治ってきたら、ふつうのリップクリームに切り替えて、引き続き保湿を心がけた方がいいですよ」
しっかりと睡眠をとる
睡眠をとることで、肌荒れの原因のストレスも解消できます。
あらゆる健康の面でも、睡眠をとることは大切なのでおすすめしています。
肌再生のゴールデンタイム(午後10時から午前2時)というものもありますが……
まずはその睡眠が「質のよいものであるか」どうかにこだわるべきだと思います。
あったかいお風呂に浸かったり、適度な運動をしたり、寝る前にスマホを見なかったり。
「しっかりとした睡眠をとる」ための生活習慣を見直すこともひとつですね。
皮膚によいビタミンをとる
肌の再生を助ける「ビタミンB2」や「ビタミンB6」を、普段の食事の中に取り入れることもひとつの手です。
レバーなどに多く含まれていますが……
いろんな食材に含まれているので「バランスの良い食事」を心がけることが一番かもしれません。
こまめな保湿はすべての肌ケアに通じる
これからの季節、どんどん肌悩みのお客様が増えてきます〜。
冬商材への棚替えが始まっていると思いますが……
季節商品は最初のひとつを買ってしまうと、次がなかなか買われなかったりするものです。
つまり出だしが大切。
お客様に納得してもらえる接客を心がけたいなと思っています。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜!