「すみません、〇〇どこにありますか」
お店で働いていると、お客様に商品の場所を聞かれることは沢山あります。
1年以上働いていれば、大概の商品の場所がわかり、スムーズにご案内できるようになっているでしょう。
でも、いろんな商品について聞かれていると、たまに
「今の商品、聞いたことあるし知っているんだけど、上手く脳内で変換できない」
という商品に当たることがあります。
たとえば。
「すみません、げんのしょうこってありますか」
うわ〜、げんのしょうこ。
この、何かの虫の幼虫にいそうな名前。
すごく聞いたことあるけど何か思い出せない!
となります。
でも、今回はすぐになんとなく思い出すことができました。(それでもなんとなく)
確か便通をよくする、健康茶的なものだ。
と思って、お客様を健康食品のコーナーへご案内。
ところが、げんのしょうこはどこにも見当たりません。
あれー……
「ここねえ、さっきも探したんだけどないんだよね」
「うーん……そうですねえ」
「ここにないなら、ないよね」
「うーん、お役に立てず申し訳ございません」
と、お客様は帰られてしまいました。
しばらくして、医薬品の荷出しをしていたときのこと。
便秘薬や整腸剤のコーナーに、ふつうの顔して置かれているげんのしょうこを発見!
あれー? こんなところに!
センナと同じように、生薬として扱われているものだとは、認識不足でした。
お客様には悪いことをしてしまったと、すぐに反省です。
でも、こうしてまたひとつ、知らなかったことに気づかせていただけたことに感謝しなければなりませんね。
もう一例。
「すみません、なふたりんてどこにありますか」
で、でたーナフタリン!
いつも聞かれるけど、いつもなんなのかすぐに思い出せない!
とりあえず医薬品でないことは最近やっと覚えたけど……
という重症な商品もあります。
でも、最近はいい加減聞かれすぎてて覚えてきたのか、自然と防虫剤コーナーへご案内できるように。
ただ、私の会社ではナフタリンは取り扱っていないので、いつも他の防虫剤もあわせてご案内することにしています。
実際に商品が何かを見たことがないのも、なかなか覚えられない原因かもしれません。
働いていれば、何かとスムーズにうまくいかないこともあります。
日々新しい気づきを与えてくださるお客様や、周りの皆さんに感謝しています。
もっといろんなことを覚えられるように日々がんばりたいものですね。