すこし前のことになりますが……
書店を舞台にして描かれた漫画をSNSで見かけました。
ピックアップされていて思わず笑ってしまったのは
「お客さんが言う『オレンジページ』は『レタスクラブ』でもある」
というセリフ。
わ、わかる〜! 本屋さんで働いたことないのに、すごくわかる〜!
こういう、お客様の覚え違いやアバウトな記憶によって商品探しが難航することは、ドラッグストアでもよくあることです。
きょうは私が思い出せる限りの「○○は××でもある」ドラッグストア版をご紹介します。
目次
「お客様の言う○○は××でもある」3選はコレだ!
- 絆創膏
- グリセリン
- うがい薬
以上はどれもドラッグストアに並ぶものにかかわらず……
お客様を売場にご案内すると「これじゃない」と言われたことのあるものです。
どういうことか、以下で説明します。
いってみよう。
絆創膏はサージカルテープでもある
絆創膏と尋ねられたので売場をご案内すると「これじゃない」と言うお客様。
しかも一人や二人ではない……
大概、サージカルテープの方にご案内すると「そうそう、これこれ」と言って商品を選びだします。
では、この人たちにとって私の思う「絆創膏」はなんと呼ぶものなのだろう。
という疑問が湧くのですが、それはどうやら地域によって違いがあるのだということが発覚。
地域色の強い出来事でした。
あなたの働くところでは、なんと呼ばれているでしょうか。
グリセリンはワセリンでもある
「グリセリンはどこですか」と言われてご案内すると……
「こんなに液体じゃなかった」と首を傾げるお客様。
そういうときはすぐにワセリンを差し出すと、だいたい「そう、これ〜」となります。
けっこう使用用途を聞いてしまうと解決することでもあります。
うがい薬は洗口液でもある
けっこう老若男女、こういう人がいる印象ですが……
「うがい薬どこ〜」と聞かれて医薬品売場の方へご案内すると
「これってお口クチュクチュするやつ?」
と言われるので、オーラルケア売場にご案内し直すパターン。
あれは「洗口液」「マウスウォッシュ」であって「うがい薬」ではないんですけど……
お客様はそのちがいがわからない人が、実は多いんですよね。
たぶん、「洗口液」という言葉が咄嗟に出てこないということもありますが……
どちらかというと「うがい薬」の目的がしっかりわかっていないこともある、かも。
まるで連想ゲームのようなお客様の言葉は日常茶飯事
商品を探しにくるお客様がもっている情報というのは、まわりが思っている以上に曖昧です。
「テレビでやっていたあれ」とかもその類かもしれません。
使用目的はなんですか。
CMタレントは誰でしたか。
何色のパッケージでしたか。
などなど、こちらから質問をして、答えを導き出していく必要がありますね。
今回紹介したように、聞かれただけで「もしかしたらこっちかも」と感づくものも、だんだんできるかもしれません。
あなたは今まで、どんな「○○は××」に出会いましたか。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜!