外国人の女性のお客様。
13歳の息子さんのにきびがひどく、痛がっている。
清潔にした方がいいと思い、洗顔はするが、その後のケアをどうするかがわからない、というご相談でした。
塗り薬、とも考えましたが、洗顔後のケアということで、炎症止めと殺菌成分の入ったふき取り化粧水をご案内。
コットンなどにとっていただき、洗顔後拭き取っていただくと、残った皮脂汚れなども落ち、より清潔ににきび予防ができると説明し、ご購入。
あとは生活習慣の見直しをおすすめしました。
シンデレラタイムには眠り、1日3食バランスのいい食事を摂らせて、規則正しい毎日を送れるように、と。
すると、食事は何を摂ったらいいのか尋ねられたので、ビタミンB2が摂れる食事を、と説明しました。
ところが……
「さばとか、お魚の皮に豊富なんですよ」
「No.魚、きらい」
「納豆とかは、食べられますか?」
「No.食べない」
「工夫して食べさせてあげたいですねー……」
「息子、お肉、あげもの、甘いもの、大好き。私、言っても食べない」
勿論、育ち盛りですからお肉揚げ物全然摂っていいものですし、どんどん食べてもらいたいところですが。
完全なる偏食なんだろうな……と想像。
食生活の改善を前提に、小児用のビタミン剤もご案内しました。
魚が苦手だと、うなぎとかも食べられないかな、とか、レバーとかも苦手かもな、とか……
あとから選択肢が浮かんできましたが、いまいちいい案ではなく……
自分が思春期にきび酷かったとき、何を食べて過ごしていただろう。
自慢ではないですが、私はバナナと牛乳の直飲み以外は何でも食べられるほぼほぼ偏食知らずなので、食べ物の好き嫌いで困ったことがありません。
なんでも「おいしい」と言って食べますから、嫌いなものを食べさせるのに工夫を凝らした料理に出会ったことがありません。
世の親は、どうやって子どもの好き嫌いをなくしているのか……
もし私が料理が得意で、アレンジを利かせたレシピなんかを持っていたとしたら、こういうお客様にアドバイスとして教えてさしあげられるのに。
ビタミンB2レシピをポップにして、ビタミン剤売場とかに貼ってあっても面白いかもしれませんね。
お薬の知識以外にも、生活力をつけていかないと。
自分の毎日の生活習慣の何がお客様のお役に立てるかわかりませんね。
今日も1日誰かの役に立てる自分でありますように。
誰かのためを思って、生活できますように。