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食事代わり? 経口補水液の誤った知識

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暑さもだんだん和らぎ、経口補水液の需要も徐々に減ってきているような気がします。
夏の間は、経口補水液をスポーツドリンク代わりのように、がぶがぶと飲まれるのを注意することも多くありました。
でも、経口補水液の摂取の問題は、それだけではないのです。

先日、高齢の女性を連れたお客様が尋ねられたことです。

「このOS-1は食事の代わりにして飲んでいいものなんですか?」

飲まれているのは高齢の女性の方です。
食欲がなく、経口補水液を毎日1本くらいのペースで頻繁に飲んでいるそうでした。

「食事の代わりには……ならないですね」

OS-1は「病者用食品」として販売されている飲料です。
病者用食品というのは特別な症状に限定しての摂取を推奨する食品のことを言います。
この場合は「脱水症状」です。

なので、経口補水液はあくまで脱水時に飲むもので、用途以外の使用はおすすめできません。
それに、経口補水液はカロリーも少ないです。
食事の代わりにはなり得ません。

「食事も食欲がないだけじゃなくて、いろいろ食べられなかったりするので……」
「もしかして、何か病院でお薬をもらっていたりしますか?」
「はい、糖尿病のくすりを飲んでいます」
「糖尿病」

経口補水液にはナトリウムやカリウムなどの電解質を補うためにたくさん入っているものですから、食事制限をされているのでは、特に飲みすぎはいけないはずです。

ちなみにその後公式サイトを見て調べたところ、OS-1の1本分のナトリウム含有量はみそ汁一杯や中くらいの梅干し一個にあたり、カリウム含有量は100%オレンジジュース一杯や、バナナ一本と変わらないことが書いてありました!

「経口補水液を食事代わりにするのはすぐにやめた方がいいですよ」

と、お客様には高齢者用のやわらかい食品があることなどを説明し、それでも食事が困難な場合は、病院に相談した方がいいことを伝えました。

経口補水液を栄養のあるものとして誤解してしまう人は、これまでにも何人か見られました。
「飲む点滴」と呼ばれるから、そう思ってしまうのでしょうか。

・経口補水液は脱水症状がある時に飲むものです。
・ナトリウムなどの電解質が多く含まれ、高血圧、糖尿病などで食事制限のある人は飲みすぎに注意。
・カロリーは少なく、食事の代わりにはなりません。

ということを、改めて主張していきたいと思います。

今日もお客様にとって最善の選択ができますように。

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