50代くらいの男性が下痢止めでお悩みでした。
下痢が続き4日経つそうです。
「4日……熱はありませんか。戻したりとか」
「そういうのは、全然。お腹も痛くないし。元々軟便ではあるんだけど」
「今は完全に水っぽいということですね。何か心当たりはありますか。何か食べたあとからとか」
「ちょうど横浜へ出張に行ってたんだよね、いろいろ食べたからその中のかも」
「そうですか……下痢の状態は悪くなったりはしてないですか」
「悪くはならないけど、良くもならないかな。変わりません」
熱も嘔吐もないし、何か悪いウイルスが原因とかではなさそうだけれど、4日続いている状態というのがとりあえず心配なところです。
お客様には3つの中から選んでいただくことにしました。
整腸剤
何らかの原因によって腸内環境が乱れて元に戻らないのかもしれません。
元々軟便という体質を改善するのにも、善玉菌を増やし腸内環境を整えることで便の状態をよくする考えですが、即効性があるものではないです。
長期的に飲む必要があるものです。
水分量の調節で便を正常に戻すお薬
軟便体質なので、元々腸の水分を調節する機能が正常に行われていない可能性が考えられました。
そこで、お薬で腸の運動を改善して水分量を調節すれば、下痢便が改善されるのではないか、という考えです。
あまり常用し過ぎると今度は便秘になりがちなので、そこを注意してもらえれば有効だと思いました。
原因を出し切ることで下痢を終息させるお薬
無理に止めてはいけない下痢であった時のことを考慮し、下痢の原因を吸着して除去する方法もある、という提案。
ウイルスによる下痢だけでなく消化不良などによる下痢にも使用できるので、選択肢としてあげました。
結局最後に提案したお薬を選ばれたお客様。
水分補給はまめにしているようだったので、水は飲み続けて脱水になることを防ぐように伝えました。
「ただもう4日続いていますからね……これ以上状況が変わらないようであればすぐに病院へ行ってくださいね」
と、伝えると、わかりました、ありがとう、とお客様。
お薬を手に帰られました。
食欲の秋ですから、ついおいしいものを食べすぎて、消化不良なんてこともあるかもしれませんね。
私も辛いものが好きでよく食べますが、最近どうもお腹を壊しがちになってきて……ほどほどに楽しむようになりました。
以前は全然平気だったのになあ。
食欲に身を任せっぱなしもよくないですね。
お腹を壊したら食事はほどほどに。
消化のいいものを選んで食べるようにしましょう。
おいしくごはんが食べられることに感謝します。
今日も元気にいってらっしゃい。