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医薬品 接客

体がかゆい! 徐々に増えてきたお客様の対応

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乾燥でお困りのお客様が増えてきているようで、ハンドクリームやボディクリームの売場へのご案内が増えています。

「体がかゆい」という70代くらいの男性のお客様。
ご本人は乾燥だとおっしゃっていて、なにかいい商品がないか探しに来られた模様。

以前皮膚科の病院で薬を処方してもらっていたけれど、全く効かず、今は他の薬店で買っているものを使っているといいますが……
処方されたくすりの名前も、今使用している商品の名前もわかりません。

「今使用しているものの効果は感じられていますか」
「病院のよりはいい気がするけど、もっといいやつがあったらそっちに変える」
「そうですか。まず乾燥肌には、前提として一番に保湿をこまめにすることが大切です。乾燥している状態をなくすことで、かゆみもおさえられる可能性はあります」

と、皮膚薬の売場へとご案内。

「保湿効果で乾燥をおさえながら、かゆみ止め成分の入った塗り薬を使うのがいいと思います。お客様のように体の広範囲で使用するなら、クリーム剤より、乳液タイプの方が伸びも良くて使いやすいと思います」
「効く?」
「お薬の効果が感じられるかどうかは、体質との相性もあるので使ってみないことにはなんとも言えません。この中で、お客様が使われている商品はありませんか」

商品があれば、成分などを照らし合わせてちがうタイプのものをご紹介しようと思いましたが、よくわからんだよな、とおっしゃると、何も選ばれることなくその場を立ち去って行かれてしまいました。

お年寄りなので年齢的に乾燥しやすいことも考えると、特に敏感肌などでなければ尿素入りのかゆみ止めの乳液でもよかったかもしれません。

もう少し寒くなると、朝起きると体がかゆいというお客様もいらっしゃいました。
5,60代くらいの男性の方です。

かゆみは背中から腕など広範囲で、湿疹やかぶれはありません。

普段はかゆくないけれど朝起きた時だけかゆく、本人には特に心当たりはないと言います。
日頃のケアでクリームを塗ることはあるそうですが、あまり効果は感じていないということでした。

たしか2月くらいのお客様だったので、乾燥か、温度差の影響を考え、そのお客様にも、かゆみ止め成分入りの乳液をおすすめしました。

「湿疹などがないのと、かゆいときと、かゆくないときがあるので病気的な要素は少ないかと思いますが、皮膚がかゆくなるのもいろいろな原因が考えられます。日頃の保湿もこのまま続けられて、お薬を塗ってそれでもよくならないようであれば病院で相談するのもひとつの手だと思ってくださいね」

そのお客様は乳液のお薬を買って帰られました。

これからの時期の皮膚のかゆみには乾燥や温度差が多く考えられますが……
常にかゆかったり、湿疹やかぶれなどの皮膚の異常が伴ったりする場合は、ぜひ病院の受診も考えていただきたいと思います。

今日もお客様に最善の選択ができますように。

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