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医薬品 接客

よく聞かれる? 目薬のさし方&選び方!

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「最近、目がかゆいんですけど何かいい目薬ありますか」

アレルギーだと思うんですけど、と30代くらいの男性のお客様。
鼻の症状はありませんか、と聞くといまのところないと言うので、今回はとりあえず点眼薬だけ探すことに。

かゆみ以外の症状や、お薬を買われるご予算などを聞きながら、なんとか適当な点眼薬をひとつ選びました。

「いい目薬のさし方ってありますか」
とお客様。

「いい目薬のさし方……まずくすりの量ですが、片目1滴ずつで十分です」
「はい」
「さしたら顔の向きはなおっていいんで、目をつむって鼻の付け根、目頭の部分をおさえてしばらくそのままいてください」
「そのままですか」
「はい。よく目薬さして、上を向いたまままばたきくり返す方多いですけど、それだと結局目薬、鼻を伝って喉の方に行って、目のところに成分全然とどまらないので。目薬を目のところにとどまらせるのにそうします」
「なるほど」
「目薬さしたら口の中がまずいから嫌とかいう人もいますけど、たぶんそれすればその現象も起きないでしょう」

へー、という様子で話を聞かれるお客様。

「目薬の先端は目に触れないように、とかは」
「もちろんです。あと、目薬を人とまわして使うのもやめてください。それから、目からこぼれた薬は無理矢理目におさめようとせず、ふき取ってしまってください」
「わかりました。どうもありがとう」

正直点眼薬のさし方を改めて聞かれたのはあまりなかったので、とっさにちゃんとした答えができていたかどうかですが、今後も聞かれる可能性もあると思い記録しました。

目薬の質問で圧倒的に多いのは何といっても「種類が多くて何がいいのかわからない」という内容です。
その時は、上のお客様に対応したように、ある程度の症状を聞きながら「予算」も聞いています。

そうすると「高い目薬の方がよく効くの?」という疑問がお客様の中ででてきます。

「高い目薬の特徴って、ひとつに入っている有効成分の数がたくさんあるということ、もうひとつに有効成分ひとつひとつの配合量が多いということだったりします」
「じゃあいい目薬ってことなのかな」
「でも結局、それが自分に関係ない成分だったら、あってもなくても意味がないですよね。それだったら、お値段安くても、自分の症状に合った限られた成分が入っているものを選ばれた方がいいですし。値段と効果は必ずしも比例するものではないと思いますよ」

それでも高価な目薬がいいというお客様は、その層付近の目薬を何種類か提案しますし、予算を言われる方にはそれに合ったものを選びます。
正直、こちらもすべての目薬の効果がどう、とはわからないので、商品を絞るための手段です。

何種類か絞って、あとはお客様ご自身に選んでいただく。
その方がお客様にも納得していただけているように思います。

今日もお客様にとって最善の選択ができますように。

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