先日のキャノーラ油のお客様ではありませんが、テレビや知人からの情報で商品を買いにいらっしゃる方は結構いらっしゃいます。
ですが、その情報がはっきりしなくて「なにを買いに来たのかな?」と、一緒になって考えることもたくさんあります。
花粉症で話題になり、一時期爆発的に売れたワセリンも、以前からグリセリンと間違えているのでは? というお客様がいました。
そう思ったのは冬になると現れる、グリセリンはどこ? と尋ねられるお客様にグリセリンをご案内すると「これじゃない」と言って何も買わずに帰っていかれることが何件かあったから。
「このグリセリンは液体なんだね」
「これは昔ながらのグリセリンじゃないね」
と、言われることもあり、液体じゃない、昔ながらのグリセリン?? なんて頭を抱えていたのです。
売場をぼーっと眺めていた時、傍に置かれた白色ワセリンにも、グリセリンと同じく「ひび、あかぎれに」と書かれているのを見て、これかな……と思いました。
最近はテレビの影響がよっぽど強かったのか、はっきり、ワセリンを求められることが多くなりましたが、どちらか分からないときはやはりちゃんとしっかり用途を聞くのが確実ですよね。
化粧水を作りたいとかであれば間違いなくグリセリンでしょうし。
用途を聞いて他にもっと適した商品があれば、そちらをご案内することもできることにも気がつきました。
お客様にいいお買い物をしていただきたいですね。
用途を聞くといえば、重曹を買いに来られるお客様にも用途は聞いています。
これは間違い探しのためではないです。
重曹はあちこちの売場に置かれているので(医薬品売場、食器用洗剤売場、食品売場などなど)なるべくお客様の用途に近い売場へご案内したいからです。
どの売場の重曹も重曹は重曹ですから同じなのですが、気持ち的に、という感じです。
お客様の発言はまさに連想ゲームです。
薬局時代に聞いた話では「オロナインD」を買いに来られたお客様がいたとか。
「塗るものですか? 飲むものですか?」
「栄養ドリンクですか? しゅわしゅわしますか?」
などヒアリングした結果、リポビタンDを購入されたそうです。
Dしか合っとらん……!
お客様の希望に寄り添える、丁寧な接客を心がけます。
今日も一日がんばりましょう。