そろそろまた、お店の推奨販売が白熱してくる季節ですが……
新しい店舗に配属になってから、POPを書く機会がありません。
今年はどんなアプローチで商品を売っていこうかな。
ところで、お店につけるPOPは、何も商品を売るためだけのものではなかったりします。
POPをつけることでお客様に注目していただき、何かしら「伝えること」ができる。
伝えたことによって、お客様の心情を動かしたり、行動に移させたりできれば最高です。
今日は「お店に貼るPOPは、一体何を伝えているんじゃ」ということについて書きたいと思います。
目次
そもそもPOPで伝えることって何があるかな
お店に貼るPOP……
今までどんなことを書いてきたかな〜。
と、思ってざっくりとその内容を区分けしてみました。
たぶんもっと細分化できるかもしれませんが……
ざっと分けたらこんな感じ。
商品をおすすめする理由
そのまんま、商品の魅力、おすすめする理由をお伝えする商品紹介POPです。
その商品を食べたり飲んだり使ったりすることで、お客様の生活がどう豊かになるのかを想像しながら書きます。
いろんな角度から商品を見て、同じ商品でも何通りもの良さを見つけて書いたりしています。
基本的にパッと目を引くキャッチコピーと、短い説明文で構成されます。
商品の活用方法の提案
要は「この商品はこんな使い方ができますよ!」という提案をしてみたPOPです。
食品だったらその商品を使った簡単なレシピなどがそれになります。
対象の商品にレシピPOPをつけて、その周りに関連商品なども置いておけば、相乗効果で売上アップにつながるかも。
お客様に新しい使い方を教えちゃうことで、商品に興味を持ってもらいます。
難しい用語などの説明
商品によっては、聞きなれない用語があったり、名前自体が知られていなかったりして、なかなか手を伸ばしにくいものもあるかもしれません。
とくに医薬品や化粧品類だと、成分名とその効能が知りたい人もいるかも。
それ以外にアピールできるところを見つけられれば、そっちに方向性を切り替えるんですが……
どちらかというと「お客様が商品を見て、店員に詳細を尋ねてくること」を想定した商品につけておくことの多いPOPかもしれません。
たとえば、日焼け止めの「PA」とか「SPF」を、咄嗟に説明しなければならない場面になったときに、カンニングできるPOPとかです……
個人的に「この商品については直接説明したいからどんどん聞いてや〜!」的なPOPもここにあたります。
お店からのお知らせやお願い
「棚卸のお知らせ」とか「調剤開局時間のお知らせ」「メンテナンスのお知らせ」とか。
お店の都合とかをお知らせするときに作るPOPも、POPとして認識しています。
こういう大切なこと、みんなに確実にわかってほしいことは、手書き文字よりもパソコン文字で作成することが多いかもです。
といっても、これも私の場合はiPadのアプリ「アイビスペイント」で作ります。
文字は完全に同じフォントのパソコン文字で統一させますが……
まわりのフレームや罫線などの装飾は手書きにしてやわらかい印象にしたりとかもします。
まずは見てもらいそして心を動かすそんなPOPを作りたい
POPやチラシ作りをしていて常々思うのは……
まずは興味を持ってもらう、この関門を突破しなければはじまらないということ。
チラシを見てお店に来る、POPを見て立ち止まる。
そして「買おう!」などと思ってもらえるまでの完璧なシナリオを、作れる人間になりたいものだなと、思っています。
これからも工夫を凝らしながら、売場を盛り上げていきたいと思います。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい〜!