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仕事観

どう受け止める? 登録販売者が試されるお客様の言葉

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お薬の接客をしていて、どうしても素直に受け止められない言葉があります。

「薬剤師さんですか?」
「薬剤師さんいますか?」
「薬剤師さんに代わって!」

最初から「薬剤師さん」を頼りに来店されるお客様。
第一類医薬品をお求めのお客様には、販売していないことを伝え、近くの薬剤師がいる店舗を案内することもあります。
しかし薬剤師でなくとも相談にのれることであれば、お話を聞いてすぐにお薬を選ぶことができます。

「当店薬剤師不在の店舗になります。何かお薬のご相談ですか? 私がお答え致します」

「あ、いいよいいよ。薬剤師さんのいる店教えて?」
「くすりの詳しいことが聞きたいんだけど、あなたじゃ分からないでしょ?」
「販売者? なんだかよく分からないけど、薬剤師じゃないとダメだから」

お客様に歩み寄ろうとしても頑なに相談を拒まれることもあり……
これには正直、凹みそうになることもあります……

登録販売者はくすりの詳しいことまで分からない、というイメージはあるのかもしれません。
そのイメージを払拭するだけの接客スキルが、実際私にはありません。
なので、最近細々と勉強をするようになったのです……

宝くじで高額当選でもしたら、予備校行って受験勉強して薬科大入って薬剤師国家試験受かってやるのに!

と、思うこともありますが、現実的にそれはないし……
私は登録販売者として日々勉強を重ねていくしかないのです。

薬剤師さんのお薬の知識量は、確かに登録販売者の比ではありません。

でも、その知識量でもって、資格の意義が問われてしまうのであれば……
私たち登録販売者はなんの為に存在するのでしょう。

薬剤師さんにはない役割や魅力を、自分自身で考えて作っていかなければ……
いつまで経っても登録販売者は薬剤師の下、になってしまいます。

薬剤師の下、で思い出してしまったんですけど……
薬局時代にプライベートである異業種交流会的なものに参加したことがあったのです。

職業を聞かれたのでその当時まだ登録販売者ではなく、事務を兼任していたため「調剤事務です」と答えたところ、たまたまその場にいた知らない薬剤師さんが「ああ、いつも薬剤師の尻拭いを……」と言ったのです!

皆さん! 調剤事務は薬剤師の尻拭いが仕事なんですって!
て叫びそうになりましたが、そういう考えをふつうに持つ薬剤師さんもいますので、登録販売者を薬剤師の下に思う人だっているでしょう。

職業に上も下もないのだ、と私は信じています。
自分の仕事に役割や魅力をみつけて、自分自身が楽しく仕事できる日々がとても尊く、大切なものだなあって思います。

自分のできることを全うできるように、今日も1日がんばりたいです!

-仕事観

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