今でこそ、お店のいろんな商品のPOPを書いている私ですが……
決して自分から「はい! 商品のPOPを書きたいです!」と言ったことはありません。
調剤薬局に勤めていたある日突然「じゃ、今日からPOP担当ね」と言われ……
そのときから私は「POP担当」となったのです。
きっとほとんどのお店のPOP担当の人は、そんな感じではないでしょうか。
POPなんて書いたことないのにどうすればいいのかわからない!
まずはどんなことから始めればいいのか教えてほしい!
そんな迷える新人POP担当さんのために……
今日は、私がPOP担当に任命されてからおこなった「4つのコト」を教えます。
最初は誰もが右も左もわからない状態。
この記事に書いていることを実践して、少しずつPOPを書くことに慣れていきましょう!
目次
POP担当に任命されたらはじめる4つのコト
実際に私が、はじめて職場でPOP担当に任命されたとき……
とりあえずはじめてみたことから、順番に踏んでいったステップはこの4つです!
POP担当がはじめる4つのコト
- 参考になる本を探して読む
- 好きな商品のPOPを書いてみる
- 自分の好きな文房具を揃えてみる
- セミナーや勉強会に参加してみる
順番に解説していきます〜。
参考になる本を探して読む
とにかく、まずは「POPってなんじゃ?」ということを理解していきたいところ。
書店に行けばPOPについて書かれた本がいろいろあります。
お店によって売場が分かれますが、だいたい「広告」の売場や「販売」「販促」の売場などに置いてあることが多いです。
私はまずはこうした本の中から自分に合いそうな本を見つけて読むところから始めました。
こういう本を読んでいくと、POPがただカッコつけのために書いているものじゃないことがわかってきますし……
基本的な構成や、見せ方などもよ〜くわかってきます。
POPのことがだんだんわかってきたら、デザインに関する本なども読んでみるとおもしろいです。
数ある本の中で、私がすべてのPOP初心者の人に断然おすすめしたい一冊は……
すごはんの「まっす〜」こと、増澤 美沙緒さんが書いた『売れる! 楽しい! 「手書きPOP」のつくり方』です。
POPを「上手に書くこと」ではなく「楽しく書くこと」を教えてくれるステキな本です。
POPを書き続けている私が、今でも何度も読み返すくらいのバイブル的存在。
POP担当になった人は、まずはPOPを好きになってもらいたいのです。
好きな商品のPOPを書いてみる
POPの書き方を本の中で学びつつ……
実際に商品のPOPを書きはじめるのがいいですね。
POP作成の上達の道は「実際にPOPを書くこと」です。
最初は読んだ本のマネでもいいから、自分でとにかく書いてみます。
はじめから推奨販売品など、よく知らない商品のPOPを書くのは大変かもしれません。
なので、まずは「自分も使ったことのあるお気に入りの商品」を選んでみるのはどうでしょう。
「これおいしかった!」「これすごくきもちいい!」
そんなすなおな思いを友だちに教えるような言葉で書くと、イキイキとしたPOPになりそうです。
自分の好きな文房具を揃えてみる
POPの作成は、基本的に「紙」と「ペン」
これさえあればどんどん作ることができます。
POP作りに慣れてくると、会社の備品以外にも
「もっとこういう道具があったらいいな〜」というこだわりが生まれてくるもの。
ペンひとつとっても、いろんな選択肢がありますし……
紙の色によっても表現の幅が広がることもあります。
単純に、自分が気に入ったアイテムを持つことで「テンションがあがる」という効果もあります。
POP作成が楽しくなる、好きになっていく工夫ですね。
セミナーや勉強会に参加してみる
だいぶPOPのことをわかってきた、ように思うけど……
あとちょっとが届かない、という人は、プロの講師の人が開く勉強会などに参加するのもひとつの手です。
「POP本」で紹介した「すごはん」のまっす〜さんは、全国各地からの依頼に応えPOPセミナーを開くために飛びまわっています。
さらに、感染症流行後はオンラインセミナーも開講。
タブレットを使った手書きポップの作り方など、さまざまな内容を展開しています。
ほかにも「POPの学校」山口 茂先生のもとでは、課題のアイテムのPOPをみんなでひたすら書きまくる勉強会が開かれています。
基本的に、銀座校で開催されていた個人向けの勉強会ですが……
こちらも感染症流行を機に、オンライン勉強会が開講しました。
今後もさまざまな場面で、講師のみなさんに教えていただけるチャンスができるかもしれません。
まずはPOPを好きに楽しく書くことを目指しましょ
- 参考になる本を探して読む
- 好きな商品のPOPを書いてみる
- 自分の好きな文房具を揃えてみる
- セミナーや勉強会に参加してみる
どうでしょう。
まずは自分が信じられる一冊の本を見つけて、勉強しつつ……
どうしたら「楽しく」POPが書けるかに重点をおきながら、取り組んでみたらいいと思います。
新しく与えられた「POP担当」というお仕事が、楽しく有意義なものになるといいですね。
私のブログには、このほかにも便利な道具や実際に試してみたPOP事例なども載せています。
ゆっくり読んでくださるとうれしく思います。
いっしょにPOPづくり、盛り上がっていきましょ〜!
それでは、今日も元気にいってらっしゃい!